読み終えた際に書き忘れてた。
東北の人間にも拘わらず、今更ながら啄木を読む。
遺児について読んだ歌が壮絶すぎて、完全に心を抉られた・・。
「死」からしか引き出せない表現というものに、私はやはり惹かれるのだ。#鈴木読書 pic.twitter.com/JkWPFTWRh5
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 1, 2023
冒頭のファルスの話は、表現について考えさせられる点が多々あり興味深かった・・。
「太宰治痴情死考」も良い。
一部付いていくのが難しすぎる話があったので、いずれ読み直したい。#鈴木読書 pic.twitter.com/IXKiewcxmg
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 1, 2023
「街道をゆく」は安定の面白さ・・。
曹洞宗やら一向宗、焼物の話など多岐に渡り知見を得られた。
一番最後の古越前のくだりの、詩情が堪らぬ。#鈴木読書 pic.twitter.com/sR7GxDG1i2
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 8, 2023
個人的には「雪国」や「伊豆の踊子」よりも、遙かに面白かった・・!
混沌とした家族模様と、終始貫かれる「死」の匂い。
如何にもな私好みの内容であった。素晴らしい小説を読める事は、私の幸福の一つである。#鈴木読書 pic.twitter.com/IC9xtsUbgv
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 9, 2023
川端康成を立て続けに読む。
「汚れたものばかり鮮明に記憶してる」という主人公の感覚が良く分かる。
『山の音』もそうなんだが、根底に「死の匂い」が漂ってるんだよなあ・・。
あと『十六歳の日記』なんかも、狂ったように死に取り憑かれれてて好き。#鈴木読書 pic.twitter.com/6D6GAh89qn
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 12, 2023
子供の詩の生々しさが凄まじく、読むのが辛かった。
「詩の本質」について、考えるきっかけにもなったのである。
原民喜の『夏の花』も読みたい。#鈴木読書 pic.twitter.com/Sa5VCUejeG
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 14, 2023
「近代国家を成立させる為には」的な話が、非常に面白かった。
アジアは多様である。
『街道をゆく』ばかりでは無く、脇道に逸れるのも偶には良い。#鈴木読書 pic.twitter.com/WGrGXI03gO
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) August 14, 2023
読み終えた際に投稿して無かったので連投。その一。
どうも文章がすんなり入ってくる人とそうでない人がいて、坂口安吾は私にとってどうも読みにくい・・。
文体によるものなのだろうか。
読んだは読んだが頭には多分定着してない。
でも目を通しただけでも意味はあるのだろう。 pic.twitter.com/MXjnuz5gdW— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) September 5, 2023
「叡山の諸道」ということで、比叡山の歴史が主たる話題。
以前に読んだ『空海の風景』と重複する話も多く、日本の密教の受容についての復習的な感じで楽しめました。 pic.twitter.com/LYWkf2ptsF
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) September 5, 2023
やっと読めた魯迅。
表題作の阿Q正伝・狂人日記が良いのは勿論の事、「あひるの喜劇」も良かった。
おたまじゃくしが食われるくだりが印象的である。 pic.twitter.com/X2eOBDzd2B
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) September 5, 2023
志賀直哉は私にとって非常にしっくり来る文学者の一人である。
同書は主人公が物書きで、兄から「お前に家族の事を色々知られると創作にされかねない」みたいなくだりがあり、私は自分の事を言われてる気分になった。
例えどんな問題を生もうとも、私は私の歌うべき事を歌わねばならぬと思っている。 pic.twitter.com/7SxrkYiiSh
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) September 5, 2023
「自分にしか書けないことをだれにでもわかる文章で書く」
至言である。 pic.twitter.com/ykp2176OV3
— 鈴木諭 (@sasa_rhythm) September 5, 2023