漸くに新作アルバムの完成の目途が着いて来ました。
一応歌人(短歌をやる人の事)としての一面も持っている私ですが、私が短歌の世界に足を踏み入れるきっかけとなった工房ムジカにて行われております『野うさぎ短歌会』が、5/19(日)に文学フリマへ出店します。
その場において私自らCDを販売させて頂ける運びとなりまして、新作をその日から販売開始予定という。
あと約一か月という事で中々に時間がありませんが、何とか完成させる予定であります。
尽きましては、そろそろ先だって収録内容を告知する頃合いかと考え、一筆したためた次第でありまして。
なお文学フリマの詳細については追って告知します。
昨年二月に無善寺へ行くようになってから生まれた、代表的な”地獄の雪国・秋田”の楽曲を厳選して詰め込んだような内容です。
自分の主観を差し引いても、私史上最高傑作のアルバムだと思っているのですが。はたして。
間違い無く、この一年超の間に素晴らしい表現をする沢山の人間たちと出会わなければ誕生しなかった楽曲群。
私はこの作品を残せる事で、生きている事の意味を一つ見出せるような気がするのです。
完成まであと一か月。お待ちください。お待ち下さい。
何かを創り続けるしか無いのです。私は。
ああ、生きててよかった。
作品名:『27年前の私に送る秋田の詩たち。』
1.空っぽの青い犬小屋
2.じゅんさいになった猫
3.説話、カマキリの卵は決して虫籠に入れて持って帰ってはいけない
4.生も死も畦道の上
5.夜と和解
6.海を渡りたかっただけなのです。
7.友川カズキを聴きにゆく
8.ささらの夜
9.長面三兄弟が忘れられた日
10.遠い昔の冬の空
11.月曜日の雪を知っている
12.たった一つだけの記憶
13.私は婆さんの死を知らない
14.筋子と味噌
15.明日の準備